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QED 神器封殺
高田崇史 講談社ノベルス QEDシリーズも11作目となりました。 今回の舞台は、前作「QED~ventus~ 熊野の残照」に引き続き、和歌山。漢方薬局の薬剤師、桑原 崇(通称タタル)が、大病院の院長殺害と、三種の神器の秘密に挑みます。 1作目の「QED 百人一首の呪」を読んで、すっかりハマってしまいました。QEDシリーズの魅力は、なんといっても歴史の謎解き。といっても、ただの歴史ミステリではなく、ある事件に絡めて、その背景にある歴史の謎が解かれていくプロセスが面白いのです。 百人一首は、これを読むまでほとんど知らなかったのですが、壮大な謎解きに、夢中になってしまいました。百人一首には、色んな裏の意味が隠されているらしく、これまでもたくさんの方が、その謎を解明しようとしていることを知りました。もちろん、藤原定家がなにを思って選んだかなんて、今となってはわかるはずもありません。隠された意味など考えず、詠まれたままを感じるのも素敵です。でも、こういう解釈もできるということを知るのもまた一興ではないでしょうか。 3作目の「QED ベイカー街の問題」はシリーズの中でもちょっと異色。おなじみシャーロック・ホームズの不思議に迫ります。私自身はシャーロック・ホームズを読んだことはないのですが、充分楽しめました。翻訳モノ苦手なんです(苦笑) 六歌仙、日光東照宮、陰陽師、竹取物語…と、いったいこの作者はどれだけの知識を持っているのかと、新作が出るたびに驚かされるし、その独特の視点と解釈には、ただただ脱帽です。 さて。今作「神器封殺」は三種の神器の謎に迫っていくのですが、終盤の数十ページが、袋綴じにされています。ここに、今作の最大の謎解きが隠されているのですが…鳥肌が立ちました。凄いです。正直言って、殺人事件はどうでも良くなるぐらいのインパクトがありました(笑)大変に心憎い演出ですが、作者の言葉にもあるように、袋綴じにしていただいたことは、お互いに幸せだったと思います。この袋綴じの部分を読むだけでも価値のある本だと言っては言いすぎでしょうか?!
by non_c_e_male
| 2006-01-13 23:38
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