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日はさかのぼり、先週の土曜日(9/30)。
丸の内は出光美術館に行ってまいりました。 お目当ては『国宝 風神雷神図屏風』。 宗達、光琳、抱一の3大屏風が一度に見られるとあっては、じっとしてはいられません。 地図を頼りに美術館にたどり着いたら、美術館が入っていると思われる建物の前に行列が。 軽く50~60人は並んでいます。 帝国劇場の隣なので、おとうちゃんと「帝劇のお客さんかなあ?」なんて呑気なことを言っていたら、まさかまさかの美術館待ちの行列でした。ひえー。 しかーし。ここまで来て引き下がるわけにはいきません。 並びました。 思ったよりも早く建物には入れた(10分待ちぐらい)のですが、なんと中でも行列が。 最終日前日だったからでしょうか。 最終日は、もっと多かったかもしれませんね。 都合20分ぐらい待って、ようやく宗達の風神雷神とのご対面です。 関係ないけれど、「らいじん」は変換できるのに「ふうじん」は変換できません。 テレビや本などで、その構図は何度も目にしたことはありますが、本物を見るのは初めて。 鳥肌が立ちました。 空間の美。 配置が絶妙です。 そこには描かれていない、地上にいる人間たちの恐怖が伝わってくるような気がしました。 色彩などの保存状態の悪さが、かえって神々しさを増大させているようで、なんでも綺麗に保存しておくことが最良というわけではないのかもしれないなー、と思いました。(もちろん、ここまで保存してくれていたからこそ、こうして私たち現代人が目にすることが出来るわけで、その努力は感謝すべきものですけれど。) あの袋から、本当に風が吹いてきそうな迫力。 順路を辿って、光琳の屏風へ。 屏風の大きさ自体が違うのですが、宗達のものよりもやや下目に配置されています。 宗達との違いが顕著なのは、色彩の鮮やかさでしょう。風神の体の緑色が際立っています。 それから、視線。 お互いを見詰め合っているような。なんだか競い合ういたずらっ子のようです。 神様というより、昔の人が身近に感じていた妖怪みたい。 最後は抱一。 抱一の風神雷神のすごいところは、トレースではなく、完全に模写だということ。 抱一自身は、宗達の風神雷神は目にしたことがないらしく、光琳の風神雷神をもとに描かれているそうです。面白いですね。 解説には「漫画チック」だとか「(雷神の)ばちが鉄アレイのよう」とありました。 …けなしているのか? 宗達の風神雷神が、顔を真上に向けてやっと見えるぐらいの上空にいるとしたら、抱一の風神雷神は、頭の真上で暴れているような、そんな印象を持ちました。 抱一は、紅白梅図屏風や八ツ橋図屏風の静かな迫力が印象的でした。 上でもすこし触れましたが、描かれた時代そのときに見るこれらの絵は、現代まで残っているぐらいですから多大な評価を得ていたのだろうけれど、時間が経つことによってついた風味を味わえるのは、現代人の特権かなあ、と思うわけで、こうして残してくれた人たちへ感謝したいと思います。 そして、素晴らしいこの機会を与えてくれたかえでさんに、感謝を込めてトラックバック! かえでさん、ありがとうございました。
by non_c_e_male
| 2006-10-04 20:56
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