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謎001
東野圭吾=選 日本推理作家協会=編 謎002 宮部みゆき=選 日本推理作家協会=編 日本推理作家協会が、1970年代以来毎年刊行を続けている『推理小説代表作選集(ザ・ベストミステリーズ)』の収録作から、傑作名作短編を新たに選ばれたアンソロジー。 選者は東野圭吾、宮部みゆきという、押しも押されぬ人気作家ですが、おふたりのブレンダーの腕前が、見事に現れています。 『謎001』 「新開地の事件」 松本清張 「母子像」 筒井康隆 「双子の家」 赤川次郎 「緋色の記憶」 日下圭介 「北斎の罪」 高橋克彦 「ぼくを見つけて」 連城三紀彦 「手話法廷」 小杉健治 「サボテンの花」 宮部みゆき 『謎002』 「男一匹」 生島治郎 「企業特訓殺人事件」 森村誠一 「闇の中の子供」 小松左京 「暗い窓」 佐野洋 「首くくりの木」 都筑道夫 「歩道橋の男」 原尞 「酷い天罰」 夏樹静子 選者が選者なら、選ばれたほうもすごい顔ぶれ。 さすがに、ベスト・オブ・ベスト。 こうして並べてみると、両方とも硬派な印象ですね。 内容も時代を反映してか、ダークなものが多いです。 題材も、「これは今ではありえないな」といったものもありますが、小説としての面白さはまったく色あせていないことに驚かされます。 実は若かりし頃、松本清張を読みあさった時期がありました。 暗い?(笑) 動機とか背景とか重苦しいものが多いのですが、好きなんですよねー。 誰もが持っている闇の部分に訴えかけるというか、自分が必死で隠しているイヤな部分を覆っているものを、一枚一枚はがされていくようなあの感覚が。 自分の感受性の問題なのかもしれないけれど、昔は今よりもっと話に入り込んで読んでいたような気がする。トシとったってことかなあ…。 読んだことのない作家の作品が読めるのもアンソロジーの魅力。 短編は、その作家の手腕があらわになるものだと思っているから。 もちろん好き嫌いはありますが、全体的に非常に楽しめました。 ただ、ひとついただけない演出が。 (なにか文句を言わないと気が済まないわたし(笑)) 『謎002』は1971年、1981年、1991年と3章だてになっているのですが、各章のはじめの宮部みゆきの解説は必要ない…というか、入れるなら後ろでしょう。 これから読もうとする作品の内容に触れまくっているんですもの。 ネタバレまではいかないにしろ、『推理小説』と銘打たれている以上(しかも短編)、まったく予備知識のない状態で読みたいという気持ち、選んだのがミステリ作家だからこそもう少し汲んでもらいたかったと思います。 すでに発表されているものだけど、ここで初めて出会うという物語もあるのだから。
by non_c_e_male
| 2007-12-05 19:28
| こころにのこるもの
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