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阿波和紙伝統産業会館に行ってきました。
忌部族の始祖天日鷲命(あまのひわしのみこと)を紙の始祖神として崇め祭ることにより、その技術が伝承されている阿波和紙。 その手漉き和紙の体験が出来ます。わくわく。 まずは、ハガキ大の型で漉いていきます。何度か漉いていくうちに厚みを増してきます。均一にするのがけっこう難しい。ただ、失敗しても、この容器の中に戻してかき混ぜれば、また最初からやり直すことが出来ます。 この時点では、見た目はけっこうスカスカ。これで紙になるんだろうか? 柄をつけていきます。いろんな色を型で抜いたり、和紙の端っこをくっつけていったり。センスが問われる作業です。さて、どちらがいいモノを作れるでしょうか。真剣勝負(?)です。 ちなみに型はクッキー型でした。 お義母さんが行った時には、銀杏なんかの葉っぱや、いろんな花びらも置いてあったとのこと。それはまた趣のある紙ができそう。今回はありませんでした。残念。 巨大なドライヤーみたいな機会で乾燥させていきます。 温風が当たると、それまで透明だったものがふわ~っと白くなっていきます。だんだん紙っぽくなってきました。模様がはがれないように、ゆっくりとはがして次の工程へ。 熱い鉄板に載せて、ローラーで伸ばしていきます。けっこう力作業。 ここでしっかり伸ばさないと、端っこがくるんってなっちゃうんだって。 おとうちゃん、任せた!! ということで、出来上がったのがコチラ。出来てしまうと、ああすればよかった、こうすればよかったと思うのは、なんにでもあることですが、ああすればよかった(笑) 楽しい体験をしたあと、2階のギャラリーへ。 ここから、下で作業をする職人さんたちが見えます。本物の道具を使って和紙を作る作業にしばし見入る。6帖ほどの大きな和紙で、なにか作品のようなものを作っているグループもいました。 伝統を受け継いでいく、それを生活にしていくって、とても大変なことです。体験を指導してくれたのは、とても若い女の子でした。ほかにも数人の若者がいました。無責任だけれど、こうしてずっと受け継がれていくといいですね。
by non_c_e_male
| 2006-08-17 16:59
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